入門書といってもよいかというと、確かに分かりやすく書かれているし、面白い。
では何故知識が無いと駄目かというと、分かりやすく面白く書かれているが、あくまでこれは東郷氏の唱えている説に基づく解説で鵜呑みにしても駄目では無いかと考えるからである。
400年以上前のこと、これが絶対正しいということはまず確認不能であると考えるから。
とはいえ、明らかに眉唾物のテレビの歴史ミステリー番組や得体の知れない学説モドキ、古い学説がそのままのっている歴史の教科書に比べると8割がた納得できる部分も有るけれど、完全にこれが正しいとは分からない。
自分でも色々な知識を持っていて、これを読んで自分とは同じ考えだとか、自分は賛同できないとか言うところまで来ると本当の意味で面白いのでは。
少し宮下先生のディフォルメキャラの漫画とかありますが、基本的にはそれらのキャラをかりた東郷氏の説に基づく戦国時代の説明と思ってください。
ただ、鵜呑みにしないのであれば入門書としては読みやすいのでは?