週刊文春でいしかわじゅん氏がこの漫画のレビューを書いていて興味を持ったので、花魁スキー芸妓スキーの私は一気に5巻を大人買いしました。
読んでみましたら‥悪くはないのですが、構成がいまひとつなうえ人物の顔の描き分けができていないので話がわかりづらく、トホホでした。現代モノなら髪の色や形、または服装で区別がつくのでしょうが、衣装も髪形もあまり印象として差がない時代のモノを描くには力量不足なのでしょうね(何年描いていらっしゃるのかは知りませんが)。
やっぱり初めての作家で冒険しちゃいけませんね。
でも原作は面白いのだろうなと思わせる内容でした。それに衣装や廓の様子はとても丁寧に描かれていてそこは素直に感心しました。
そういえばいしかわ氏のレビューも『こういう衣装を丹念に楽しんで描けるのは男性には無理でその点女性の漫画家はすごい云々』とは言っていたけど、内容についてはほめていなかったような‥それに『顔がみな同じ』とも言っていたような‥