私の父は大正末期の人間で第2次大戦中兵隊でした、 そんな亡くなった親父を思い出しました。 偏屈であるけど今の日本人に無い男らしさも有りました、 そんな男が平成の時代を生きるのは難しいでしょうね。 作者の感性は途轍もなく時代遅れで無骨ですが、 何故か共感するものが有るのは私も無骨なのでしょうね。 私は作者の本を何冊か読んで面白いと思いましたが、 進んで人には勧めないでしょう。

西村賢太という人が良く分かる一冊でした！

この人の著作を初めて読みました。そうか、こういう人が芥川賞ってのはいいですね。どうしようもなく切なくて、美しさなんてまったくなくて、そこがどうしようもなく美しい。こういうのが私小説だったと、思いだすことができました。文章も変な衒いがなくて、ってのももちろん意識的なんだろうけれど、相当いいですよ。

最低な野郎です。人間のクズです。むかつきます。

いつまで待てば届きますか。問い合わせしても、発送日の確定は無理との返事。

私には余り合わない。文章はくどいし筆力が今一な感じで、同じような事を何度も繰り返されると読む気がなくなる。 同時に購入した 永山則夫の木橋の方がとても切々と書かれていて、心に染み入りました。