スパンモデルは一目均衡表の雲を先行させないで使用するノウハウです。一目均衡表では、三役好転・三役逆転によりエントリータイミングを計りますが、このスパンモデルはそれとは異なる方法を取っています。こちらのほうが、相場に対する反応が早く、まだ、騙しが少ないように思います。実際にトレードするときは、スパンモデルの他にスーパーボリンジャーという別のテクニカルインジケーターを併用します。これはボリンジャーバンドに一工夫加えられたインジケーターです。この二つを異なる時間軸で使用することにより優位性を発揮するメソッドとなっています。ポジション保有期間は、時間軸の組み合わせ方により数日から数時間まで対応可能です。時間軸は選ばないメソッドですので、やり方よってはスキャルピングも可能です。
また、難解と思われがちな一目均衡表への入門メソッドとして活用することも出来ると思います。実際に一目均衡表とスパンモデルを並べてトレードしてみると、この本では明かされていないスパンモデルの読み方に気付くことがあります。相場の本質を分からせてくれる優れたメソッドだと思います。