【操作性】
全体的にもっさりした操作感です。
今回は吸い込みと空を飛ぶことはできないので、とっさに敵をよけることは難しくなっています。
ダッシュ中にジャンプして狭いところに飛び乗ることも苦手になっています。
変身中は特殊な操作に変わりますが、操作方法が画面に表示されるのですぐに覚えることができます。
【グラフィック】
毛糸のねじれ目や布の繊維などがくっきりと表示されます。
敵を倒したとき、敵を構成する毛糸がほどけてボタンがはじけ飛び、ボス敵の場合は体力が減ると構成する毛糸がほつれるという演出がされています。
【熱中度】
穴に落ちたりダメージを受けてコースのはじめからということがありませんが、コース上にあるビーズと宝物を集める要素があります。
ビーズを持った状態でダメージを受けるとビーズをたくさんばら撒いてしまうため、完全クリアのためにはダメージを受けずに進まなければならないという方式で緊張感を持たせています。また、ボス戦ではビーズを一定量集めることで隠しコースが現れますが、単純に倒すだけでは集められないようになっています。
【継続性】
単純にコースをクリアしていくだけではなく、一定時間内に隠れたキャラクターを見つけたり、ビーズを一定量集めるというミニゲームもあり、飽きを防いでいます。
【ゲームバランス】
はじめは簡単ですが徐々にがけが増えてきたり、タイミングが重要な場面や急いで進まなければならない場面などもでてきます。
今回は空を飛ぶことができないため、狭い足場とがけが増えてくると難易度が上がります。
特に、ボス戦で一定量のビーズを集めたときにプレイできる隠しステージは難しめに作られています。
【総合】
武器を持たない敵にぶつかってもダメージを受けず、ミスをしても初めからやり直しにならないため緊張感は薄いです。こうした点が少し気になり、違和感を受けました。
しかし、アイテムとビーズを集めるというやりこみ要素もあるので、今までのカービィよりもさらにミス要素を排除している方式が気にならなければ楽しめると思います。
逆に、一般的なアクションゲームを想定してプレイすると、かなり甘めの難易度に感じると思います。
吸い込みや空を飛ぶことができないところや、武器を持たない敵にぶつかってもダメージを受けないところなどから、今までのシリーズとは違う新しいカービィのように感じました。