読み始めでは、全体の数字だけを見て景気が悪いだ、良いだとか左右され過ぎなのでは?
と言う切り口で解説しています。
著者は、GDPの数字も大切だか、その中身の数字を把握しないと本当の理解は出来ないし、対処も出来ないと言っており身体の調子が悪いと言っても、何処が調子悪いか理解しないと対応も出来ないと考えている。
正直、成る程と思いましたね。
GDPが、悪いで終わってしまっている事で完結している自分には勉強になりました。
また、バブル時代より貿易黒字が倍になっており、それで何が不景気なのか本当に数字を見ると解らなくなりますわ。
その数字の中で、大阪府は47都道府県で一番個人所得が低下している現実がある。
また、高齢者が消費をしてくれる方法を企業は真剣に考える必要がありますね。
他にも問題点だけの指摘だけでなく、それに対しての解決策も語っています。
自分には非常に賛同出来る意見が多いですが、年金の問題解決に関しては賛同出来ませんでした。
著者の解決策では、頑張った人に不満が残ります。
しかし、じゃあどうすると言う具体的な方法を提示出来ないので偉そうな事は言えません。
不景気だからと言う言葉で終わらせていましたが、その理由がとても良く理解出来ました