人間のやる気をコンピュータのOSに見立てて書かれた本。 成果主義（Ver2.0）は、すでに時代遅れだそうで。 なるほどなーと思う部分と、なかなか全てには当てはめるのは難しい！

学者というものは世の中の不思議を解き明かし法則性を見出すのが仕事である。 解説する際に著者のダニエル・ピンク氏が導入している「モチベーション 3.0」という概念はまさしく秀逸である。 このパソコンのOSの例えにより、現代人に直感的に受け入れられやすくなっている。 本書ではモチベーションを以下の３つに一般化している。 モチベーション1.0： 人間の本能によるモチベーション モチベーション2.0： 賞罰により人間にモチベーションを与える方法 モチベーション3.0： 人間の自立性を促してモチベーションを与える方法。 モチベーション2.0は外的動機付けがモチベーションの原動力であり、ルーチンワークなどの業務に対しては効果のある手法であるが、創造的な仕事に対しては内発的な動機付けを失わせてしまう結果となる。 また、報酬欲しさにごまかしや倫理に反する行為を助長する可能性も含んでいる。 それに対してモチベーション3.0は内発的動機付けを助長し、自律性を持ってやるべき事に取り組むというもの。 モチベーション3.0を構成する要素には以下の3点がある。 1)自律性（オートノミー） 2)熟達（マスタリー） 3)目的（ゴール） ルーチンワークではなく創造性を駆使し、大きな成果をあげるためには、「課題」「時間」「手法」「チーム」に関する自律性が必要。 そして自らが積極的な関与を行い、さらなる高いレベルへと熟達する姿勢を持つ。 目指す先を明確な目的として設定しておくこともモチベーションを上げるために重要な要素である。 目的の最大化が利益の最大化につながるようにする。 個人的には、これまでモチベーション2.0の世界にどっぷり使っていたため、モチベーションは賞罰によってもたらされるものだと信じきっていた。 昨今はGoogleなどをはじめ、モチベーション3.0の概念を実行し、業績をあげている会社が増えてきたが、その本質がわからず、単に風変わりな社風としか映らなかった。 本書のような明快なモチベーションの分析結果を目の当たりにすることにより、内発的動機の効果がなるほどと理解できた。 本書では、冒頭に本書で使われるキーワードの説明がしてあり、また巻末には章ごとのまとめや、モチベーション3.0を活発化させるためのツールキットを紹介している。 巻頭と巻末を最初に読み、最後に本文を読むと本書が言わんとしている部分がすんなりと理解できる。

会社のＴｏｐからの薦めもあり、読んでみました。今の日本の状況を如実に表しているようで、考えさせられる内容でした。部下に対しての指導も少し意識するようになりました。信賞必罰的な発想をどう考えるか、働く真の喜びとは何かを考えさせられました。考え方は様々かと思いますが、一度読んでおくことは良いかと思います。

よくある「自分のモチベーションを高める方法」を書いた本なのかと思ったが、実際には「人間の本質としてこういう場合にパフォーマンスが上がり、こういう場合にパフォーマンスが下がる」ということが科学的に述べられている。自分が日々マネージャーとして結果を出さなくてはいけない状況で、どうチームのパフォーマンスを向上させることができるのか、期待以上に考えさせられる本だった。

この本を「売る」前に、楽天ブックスにこそ学んで欲しい。顧客サービスのレベルが最低最悪であることに楽天ブックスにはそろそろ気づいて欲しい。 システムメンテナンス後に買い物かごのデータがすべて消えていた。いろいろなことを我慢して使い続けてきたが、結論としては、このショップでの購入はお奨めできない。すぐ電話で問い合わせたら「休業です」だと・・・。 メンテナンスによって不具合が発生する可能性があるのだから、のうのうと休んでる場合か？客はどうなっても自分たちは休むという姿勢、企業体としてあり得ない！ こんなレベルの低すぎる企業グループが、グローバル展開を目指すだなんて笑わせるな。まずはしっかり足元から見直すべきだ。しかも、他の日本企業がごくごく普通に行っているレベルの顧客サービスを実践するところから。 やっぱりアマゾンの方が上だね。

この情報ジャングルに勝つって、あっ！ そういうコトなんだって、わかっちゃうワクワクドキドキする一冊^_^

考え方は大変参考になりました。 会社で目標管理制度の導入を進めているのですが、ある意味これを否定される内容があり、 今後の当社の政策としても考えさせられます。 翻訳本特有の言い回しが私は苦手で、ちょっと理解しきれない部分があったので、 別の角度から（もっと）この本の考え方を研究してみたいと思います。

TEDトークで、ダニエルピンクのプレゼンを見て購入を決めました。 人のモチベーションの要因についての定義、その理由（バックデータ）、向上させるための取組等、参考になります。なお書の中では、取組事例が複数掲載されていますが、かなり大胆な内容ばかりで、そのままは適用できない場合が多いです。考え方を自分なりに、仕事に少しずつ取入れて行こうと思います。 色々と書きましたが、良書の一つだと思います。

心理学などでは分かっていることなのですが、そのことがどんなふうに影響し、社会性があるのか カウンセリングなどをしていると不安になる事実が、この本を読むことによって事実であることが証明され、簡潔にまとめられているので 自分自身の考え方も整理されてくる。 素晴らしい本ですね。 「選択の科学」も感動しましたが、ここ10年くらいは、脳科学や心理学でいろんなことが明確になってきて、教育に携わる人には、絶対のお勧めです。

ゴア元副大統領の首席スピーチライターを務め、そのプレゼン力にも定評があるダニエル・ピンクの著書。人を動かす動機として、1.0は生存を目的としたもの、2.0はいわゆるアメとムチ、3.0は自らやる気を引き出すというもの。2.0が有効なのは、ルーティンワークの時代で、これからの時代には3.0が必要と説く。

この本の内容は、モチベーションを維持することの難しさを感じていた私に、まさに「目から鱗」の驚きでした。クリエイティブな仕事において、人間のモチベーションやパフォーマンスが、報酬にはほぼ無関係という事実を様々な研究から明らかに示され、驚きとともに納得感を得ました。仕事を楽しむことができれば、内発的にモチベーションが生まれ、最高のパフォーマンスにつながるということ。また、どのような仕事でも、その仕事に向き合う自分自身の姿勢や創意と工夫で、クリエイティブな仕事になり得るということを学びました。

ビジネス用に楽天ブックは購入の手間が簡単で、助かります。 厳選していつも購入しています。 今回も、「モチベーション3.0」はビジネスの教材に確認がとれ、ダニエル・ピンク氏の著作はいつもチェックしています。 彼の主張する結論は、自分の思っていることと同感であっても、実証的な資料が豊富に記載されており、納得性が高く、教材として安心して引用できています。

モチベーションって何だろう？が購入の動機でした。 主任職による中間管理職と現場の若手の間での板挟みに 悩む中間管理職予備軍のみなさんには是非読んでみて 頂きたい一品ですね。 外発的な動機付けの限界に悩んでいる方、ゆとり世代の教育に悩んでいる貴方にお勧めです。 内発的動機づけについて分かりやすく解説しています。

内容は学術的にモチベーションの本質を明らかにしていく感じですね。 ずいぶん前から学問的にはモチベーション3.0の有効性が証明されているのに、ビジネスではほとんど活用されていないというのが繰り返し書かれています。 ビジネスの現場で実践していくには、もう一歩各自で工夫をしないとすぐには役立ちませんが、有効な指針にはなりそうです。

本書を読むには、二通りのやり方がある。 一つは、１ページ目から順に読んで行く。 おすすめなのは二つ目。 ２７７ページ目（「本書の概要」）から読んで行く。 はじめにツイッター向けのまとめが書いてある。 これは、あまりに短すぎるが、 その後の、各章ごとのおさらいは、 さらっと一読して、本書の内容が、つかめる。 こちらを読んでから、最初に戻って、 今度は目次を熟読したい。 本文はそれからだ☆

タイトルのモチベーション３．０というのが大変印象的、またバージョン１、２はなんだろうと欲求で購入しました。 本書を読むと、モチベーションは内部からの要因すなわち自分自身の喜びとなるような行動がモチベーションの源泉となる。たしかに、私もこの意見に賛成です。チーム運営のヒントになるような気がします。 新しい動機づけの切り口として企業が導入してくれればもう少し活気が出てくるかもしれません。 人事制度を考えている方におすすめします。

速く丁寧な対応ありがとうございました。また利用したいと思います。

どのようにモチベーションを保つのか。 今後駐在した際のスタッフ教育に活かそうと思います。

この本は、何度読み返しても勉強になります。

注文翌日（午前）に到着、箱に入っており梱包もしっかりしてました。楽天ポイント10倍、送料無料も良いですね。これから読みます。

大変参考になった。 例が多く、理解し易いと思います。 会社の同僚、部下にも勧めました。

自分を客観的に見るキッカケになりました。通勤時におすすめです。

始めて読みましたが、面白くて参考になりました。

主張自体は真新しくはないが、「自律性」「熟達（マスタリー）」「目的」が働く動機付けとなるとし、それを「モチベーション3.0」と再定義した。この再定義により、考えが社会に広がるきっかけとしようという本かな。

今のところサクサク楽しく読めてます。 色々なことに応用できると思います。

モチベーションをあげられない会社は、生き残れないと思います。 ここは、自戒を含めて熟読したい。

モチベーションについてだけでなく本の構成も面白い本

本文より「モチベーション3.0とは：自分の内側から湧き出る「やる気」に基づくＯＳ。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気」の基本形。」筆者はその３つの要素として、「自律性」「熟達」「目的」を挙げている。後はこれをいかに実践に活用し、かつ継続していくかでしょう。

給与や賞与でしかモチベーションを維持、向上させるのは不可能と思っていた固定観念を打ち砕かれました。 仕事に向かう姿勢、部下と接する態度に変化を作れるようになりました。 実例に基づいた内容になっていたので、わかりやすく参考になりました。