城繁幸の読者にこそオススメしたい一冊。
過去の著作と同じく、統計データを元に、もやもや神話を崩しつつ、キッザニアや『13歳からのハローワーク』といったウキウキお仕事体験をバッサリ切ったりもします。
本書は「日本型雇用の内側にいる人に対し、そんなに悪いもんじゃないよ」というスタンス。
Google創始者たちのような、一部の天才を発掘するのではなく、経営として下記3点のように育成をしっかりする仕組みをつくるのがベターというのは、かなり共感した。
・人は長く時間をかけて接すれば変わる。
・自分で解決できなくとも、やってみせれば変わることができる。
・絶妙のタイミングで指し示す先達がいれば、凡人も変革のスピードはアップする。