就活マニュアル本にありがちな面接必勝法的なことを否定し面接の本質に迫る本が多々出回っている中、面接に対する心構えや考え方を “色々な立場に置き換え” て “わかりやすい例を交え” て、“実際の面接の現場に活かせる” ように書かれているこの本はすごいです。
この本読めば、どうすれば自分の思いをしっかり伝えられるのか、どうすれば相手の思いをきちんと聞き出せるかというコミュニケーションの基本がわかり、さらには過去の自分と未来の自分を立体的に形造る術を教えてくれる本です。面接時に大切なことが残り時間別にシンプルにまとめられていて、最低でも第1章の10分前でも間に合う面接対策の部分を読むだけでも十分価値があるように書かれています。
緊張を強いられ何を聞かれるのかビクビクして面接に臨んでいた自分はなんだったんだろう…と思い知らされました。
自分でも気づかないうちにウソにウソを重ね続け、必死に背伸びをして、まともに喋ることすら出来なかった面接…その結果をやきもきしながら待ち続け、電話は鳴ることなく履歴書が送り返されてきた日々…今は不安は全くないと言えばウソになりますが、でも次の面接が楽しみになりました。
明日が面接という人も、これだけは必ず読んでください。結果が良かろうと悪かろうと、納得のいく本当の面接が出来ると思います。