エンジニアではないので、斜め読みだが、対象は、
ネットワークの基礎あるが、IOSを使ったことがない人。
自分の持っている知識を整理したい人。
向けではないかと思われる。
第0章:各機器の設定のための事前準備を解説。マネジメントポートはどこにあるだとか、一般的なコマンドとかが解説されている。
第1章:ルータの解説
第2章:スイッチの解説
第3章:無線APの解説
第4章:セキュリティ製品の解説
第5章:応用例
4章までは各機器のコンフィグの1行ずつに詳細な解説が付いている。ネットワーク構成についても図が多様化されており、非常に分かりやすいと思う。
IOSのバージョンアップの方法、セキュリティや冗長構成の設定なども解説されている。
5章については、応用編としてパフォーマンスルーティングや高度な自動運用について解説されている。図もあるので分かりやすい。
学習用として買ったものだが、本当にそうだ。この本に記載されている情報の大半はネットで検索できるものであるため、この本のお陰で設定に困ることはなくても、この程度の内容をネットで検索できないようでは、他の重大なトラブルを引き起こすのではないかと思われる。
対象がちょっと中途半端な感じがする。ネットワークの基礎を理解したい人はもっと別な本を読んだほうがよいし、中級以上の人が活用するには内容が基礎的過ぎる。若干期待はずれであった。