世界を変えたいとの意志を出発点として、全世界の最貧層の生活(果ては権利まで)向上させようとしている女性の話。
行動の軸は最貧層自らが起業しその生活を向上させるという点。通常の投資とも慈善活動とも違う、その中間をいく「忍耐強い資本(ファンド)」として活動しています。その足取りを現地の人との交流を交えて記しています。
全体は大きく3つに分かれており、
・最初にルワンダでマイクロファイナンス発足を模索する物語。
・次にルワンダ大虐殺の惨状と失ったもの。
・最後にファンドとしての活動
を記しています。また、途上国の最貧層や女性などがどのように扱われているのかを全般的に書いています。
また、最貧層を顧客としている為、非常に忍耐を要求される点があちこちに書かれています。
途上国ビジネスを目指す人には一つの例とできる本だと思います。