このアルバムは他のサカナクションのアルバムより『コンセプトアルバム』としての性質が強いように思います。『アルクアラウンド』の印象でこのアルバムを聴き始めると「曲を聴いて盛り上がりたかったのに思ったのと違う」という感想になるのかもしれないと思いました。アルバムを通しで聴くとより感動が大きい1作だと思います。
ファンが初めて買う1枚にはおすすめしづらいけれど、サカナクションの他のアルバムを聴いた後、聴いてほしいなと思います。好きな曲は『表参道26時』『壁』『YES NO』です。(『目が明く藍色』も好きなのですが、好きというよりは特別に近いような畏れ多さを感じています)