この前ニュースを見ていたら、管財務担当大臣が国会質問の前に 議場で一生懸命この本を読んでいる映像が流れていました。 最近読み出したのですが、麻生政権末期の裏話や､適切な民主党の無責任政策を数字を使って、批判しています。批判だけにとどまらず、新しい自民党の再生には若いリーダーが必要であると他国の実例をあげて、述べられています。自民党にも与謝野さんや 石破さんのような人がいるので、まだ希望があると思います。 そのためには、いったん解党するくらいの危機感と覚悟を持って 政権奪取に邁進すべきでしょう。 民主党は、素人の集まりです。参院選も、小沢さんや鳩山首相が みずからけじめを国民に示さないと良い結果は生まれないでしょう。小沢さんは民主党を出て行くべきです。鳩山さんは総理を 辞職するべきです。トップがこうだから、だれも責任をとらなくてもいいような風潮が生まれていると思います。

与謝野元金融大臣の著作で、経済について難しい内容かと思いきや、大変わかりやすくて、麻生政権時代の経済対策、そして今の鳩山政権・民主党の経済政策の問題点などが学べます。政権中枢にいた人でしか書けない政治秘話も興味深いです。

民主党の冗談のような政局にうんざりしてこの本を手にとりました。与謝野さんの言うことにいちいちうなずき、同じ自民党内の政治家に対しては与謝野さんの好き好きが表れているのかもしれませんが、ちょっと自民党の裏を見るようで面白いです。メディアもお祭り騒ぎの人たちばかり焦点にあてるのではなく、地味でも仕事をしている各政治家にちゃんとスポットあてて国民に伝えてよ、と思わせる一冊です。

与謝野さんがいうことはもっともです。このまま行くと日本は破綻する。皆気づいていますが、何しろ議員は金持ちだから庶民感覚はゼロ、かつ年寄りだから将来のことより自分が選挙に勝つことしか考えていないので難しいと思います。与謝野さんたちは新党を立ち上げましたが、もっと若返らないと無理ですね。民主党は論外です。夏の参議院選挙まで持たないのでは？

民主党を徹底的に批判している本です。 しかし、政治資金の問題などのスキャンダルの話ではなく 民主党の政策が実行可能であるのか、ないのかが書かれています。 なので、なぜ民主党の政策が日本経済にとって良くないかが 与謝野氏の視点から書かれています。 民主党の政策について知りたい方にオススメします。