たしかにここのところの話は、(っていうか、リディアの親族のマッキールが出てきた頃から)難しくなってきたかな~ということを感じながら、今回は妖精国への地図など徐々に物語の核心に近づいていっているのかなあと思いつつ、余暇にチビチビと読んでいました。
今回のあらすじは商品説明の「Bookデータ」そのまんまなのですが、全体では謎解きが面白かった気がします。
妖精国の地図を解き明かすために、2人は別々の方向から動くのですが、結局同じ「幽霊館」に辿り着き、一緒に行動するはめに。
そこで開催されるあやしいオークション。
館に現れるという幽霊の正体は?
館に住んでいた主人の孫フィリスを襲った犯人は?
館に飾られた不思議な鏡像画は?
月に関係がある妖精ルナの正体は?
などなど、少しずつ解かれて最後にはやっと妖精国の地図(というか文字)を見ることができた~!っていうところで終わります。
それぞれ謎の結果が面白かったというわけではないのですが、少しずつ解明されて読み進めていく状況が楽しかったように思います。
ちなみに恒例のエドガーとリディアのすれ違いですが・・・
同じすれ違うことも恋人であった時と、夫婦の今では「すれ違う」内容が当然ながら変わってきてるなあと思いました。
男女間の艶とでも言うんでしょうか(笑)ほのかに漂ってきてます。でもって、オヤジくさいかもしれませんが、初々しい奥さんのリディアも可愛いです。
今回マッキールは出てきませんが、その名前が出るだけで
エドガーがリディアを取られないかと危惧した場面も、エドガーの必死さというか、リディアを思う気持ちが出ていてよかったです。
今回とあることで、リディアをはじめ、ロタ・レイヴン・エドガーが、人形のように素直な状態になってますが、しゃべれない分、その(本能的な)行動が、なんか幼稚園児じゃないですけども、固まってひっついている子供たちを想像してとても面白かったです。
そして今回もレイヴンが非常に楽しかったですね。
(ニコのために手鏡を持ち歩くレイヴンが、密かにニコに頬ずりしたいと思っているレイヴンが、可愛すぎる・・・v)
あ、ケルピーもいい奴でしたv
(ケルピーってホントいいように利用されてる気がして損な役割かも・・・)