1巻に続き、さらに詳しいあの世や生まれ変わりの事例が次々と紹介されています。
森田さんの質問も、だんだんとより具体的で、またより深いところを聞かれていて、その中で、森田さん自身が、これはどういうことなのか・・というような問いがますます増えていて、私の中でも「?」が飛び交い、一緒に考えながら読み進めることができました。
読んでいる最中は、あの世や生まれ変わりに対する興味がますます湧いたり、一緒に?を考えたりしていましたが、読み終わると、今、あの世のことを知って、この世の自分はどう生きるのか・・ということを考えてしまいました。
改めて、表紙にある「それでもあなたは忘却のスープを飲みますか」を見て・・私は、最初、生まれ変わりの情報を知った時、スープは飲まないぞ・・と思いました。とはいえ、選ぶことはできなさそうなので、できたら飲みたくないな・・とか、思っていました。
でも2巻を読んで・・今の私は、スープを飲んだ方がいいのではないかと思いました。今の私には、スープを飲まずにリセットする能力、あるがままに生きる能力はなさそうに思うからです。
もしも、私がスープを飲まなかったとして、それでも時空のシステムに沿うように存在できるとするならば、きっとその時の私は、今の私とは大きく何かが違っているのではないかと思いました。それほど、スープは今の私をはじめ、多くの人間には必要なものなのではないかと思います。
とはいえ、それも、とにかく願望が叶うような話ではなさそうです。
今はそういう願望は横に置いて、まず知ること・・それは、あの世や生まれ変わりの情報だけでなく、それらを通して、今の自分がどれほど一定の価値観や善悪の概念にしばられているか・・そういう自分をしること・・まずはそこからなのではないかと思いました。
1巻に続き、表紙の水滴がとてもきれいでした。2巻では、巻末のプロフィールに、水滴をとった時のエピソードと、カバーの後ろの折り返しには、その水滴を撮った植物をバックに、カメラを構えた森田さんの素敵な笑顔がありました^^。
内容はもちろん、森田さん自身が直接インタビューしたものだし、最初から最後まで、どこをとっても、森田さんの手のかかった、手作りの本だと思いました。