今回は貝沼事件直後の第九に配属された現場出身の岡部が、第九の捜査方法の偏見と、部下を全員失った薪への感情の変化が中心に進められた話。
現場一筋で捜査を進めてきた岡部が、第九の捜査…対象者の脳の映像を見ることによって、それまで自分がしてきた捜査の偏りや思い込みを知り、同時に部下を失った薪の精神の危うさを感じ、第九の一員となっていくまでを描いている。
事件自体も現代の介護がキーになっており、なかなか考えさせられる興味深いもの。
特別編では、青木の捜査官としての成長と、やはり貝沼事件に尾を引く他人の脳の映像にとらわれた精神的不安定さが描かれており、この後の展開が楽しみである。