ローフードダイアリーのような前半部分は、実践的内容として役立ちはするものの、著者の個人的な感情面までつづられているのは、読んでいて邪魔くさかったです。ああいうのはコラム的な扱いにして、必要な情報だけがちゃんと伝わるようにしてほしかった。
かなりの数の酵素やローフードの本を読んでみて、こちらはバイブル的な本のようだったので買いましたが、思った以上に軽い文体で、酵素についての詳しい情報はありませんでした。医者や研究者じゃないから、ということなのでしょうか。
巻末のレシピは、使えそうなものが多かったですが、前半部分に合わせて、縦書き二段組で記載されているので、視線の動きの関係で、とても見辛いです。
元雑誌編集者なら、その辺まで気配りができたでしょうに…。
レシピ部分だけ、横書きとか、1ページに2品がきっちりおさめられているとか、編集的気配りが欲しかった。
レシピを見るのにページをめくらなければならないのは、とても使い勝手が悪いです。
実践編としては役立ちますが、普通の人が100%ローフードにするのはなかなか難しいので、記載されている情報のなかからどれをピックアップするのかが難しい気がします。
私はもう少し緩いローフードを提唱されている方を参考にしたいです。そのほうが現実的。