香山リカ氏の本はとにかく解りやすいのです。 氏はＴＶでのコメンテーターとしても度々見かけますが、 私が氏の本を買おうと思ったのは、内田春菊さんのまんががきっかけでした。 その中での会話？に惹かれ、香山氏の人柄を勝手に想像してこの人の書く本なら解りやすいだろうなということで手にしたのが始まりです。 タイムリーなニュースや日常にありそうなことを例に説明？してくれるので非常に解りやすく、読みやすいと言ったところでしょうか。そんなこともあって新書がバンバン出版されて大変ですが、お薦めですよ。 こんな事を書いている「私もうつ」です。 何故か採用時の性格検査を受け持っている私もいます。

最近『私はウツだ』と言う人が多く、それを理由に仕事を休んだり約束をドタキャンする人が増えて来ました。 そんな人達を腹立たしく思い『仮病だ！』と非難していましたが、この本を読んでウツ気味の人の気持ちを少し理解してあげる事が出来ました。 リカ先生の話は同じ女性として共感が持て、とても読みやすいです。

うつと診断を否定されてガッカリする人 肯定されて喜ぶ人 うつと診断されたのに、旅行中は元気な人。 こういう方はうつじゃないという見解に納得。 だからといって全てがうつじゃないとは言い切れないと も補足しているので うつとは一つのカテゴリーに入りきらない難しい精神世界 なんですねえ。

こういう輩が増えているのでしょう。困った人たちです。

会社で使うにはたいへん良い本です。お勧めします。

まさにここに出てくるような人間に振り回されて疲れてしまっている私の職場です。香山氏の語り口調に同意、共感する部分がたくさんありました。

なんで、PHPになると、こうなっちゃうかなあ。 言ってることは正しいと思うけれども あくまでも「現時点での正しさ」です。 軸がわからないだけなんじゃないか？ かつてはあった、香山リカ氏の謙虚さが薄れてきています。 ...いや、おもしろいんだけれども。

うつ病をめぐる複雑な社会状況について書かれてあります。 どうでもいいのですが、この著者、ブログだの、ネットだの、週刊誌だの・・くまなく目を通しているのかと思うほどその話が多いです。そうでなくてはこんな本は書けないのかも知れませんが・・ちょっとネットの話に偏り過ぎているような気もします。

うつに罹っている方にも二種類があり、一方は病気を幸いに大っぴらに海外旅行や転職活動にいそしみ、もう一方は、うつ病による欠員により病気に罹ってしまう、という格差が起きつつあるという現実には驚きました。

一昔前は「うつ病」であることを人に打ち明けることもはばかられましたが、今は、ともすると「うつ病」であることを利用？していると思われる例（すべてがうつ病とは限らないが）あるそうです。「うつ病」に対する新たな偏見が生まれなければいいですが。

どうも、この人の本は、読み通せない。私の性に合わないらしい。

中塚尚子さん、なかなか、いい仕事していますね。しかし、素人には難しすぎるかも。