「水の記憶」と「炎の記憶」を読んで気に入ったので、こちらも購入しました。今作からイラストレーターが変わっていますが、特に違和感なく読めました。話は大体、前作や前々作と同じパターンです。思春期の問題を抱えた少年がでてきて、その問題が解決されるまでって感じです。（その間、主人公の恋愛も少しづつ進む）シリーズものですが、他の話を読んでなくても問題なく読めると思います。精神的な問題はそんなに簡単に解決されるのかなぁ？登場人物はいい人が多いなぁ、とか思いましたが、お話だと割り切れば面白いです。 あと、Cross novelsは、ごく一部しか、再販されないので、気になる方は在庫があるうちに、早めに手に入れることをオススメします。（前作と前々作は再販されず、そのまま絶版になってしまったので、こちらの作品も初版分で販売終了になると思います）

「水の記憶」「炎の記憶」の続編です。カウンセラーの如月先生とその患者でもあった１０年下の恋人佐々木。二人の甘い生活をベースに「食育」問題が詰め込まれていたり、自意識過剰な高校生のリアルさがとても上手に描かれています。さすがですね。とってもおもしろかったです。今回からイラストが変わりましたけど、前とは違うものと捉えれば特に気になりませんでした。もう1冊続編が決まっているようで、とっても楽しみです。