期待を超える内容の1冊です。ピアノ界を代表するベートーベン作曲の3大ソナタの全楽章が揃い、楽譜表記は標準的ではっきりと読みやすく、作曲の構想と音楽史上の関係、背景も簡潔説明され、弾く表現心構えへのアドバイスもありうれしいです。
楽譜読む際の注意点は、調号への臨時記号は小節をまたげば必ずリセットされるところ、ほとんどについては、次の小節でわざわざ戻す臨時記号の記入があり丁寧すぎる感じも。
暗譜チャレンジ目標は購入前は悲愴の第2楽章でしたが、楽譜内容を実際に見て一番人気な月光の第3楽章に変わりました。
当時のピアノと現代のピアノは性能進化と音色違いで大きく異なるため強弱表現やペダル余韻の弾き方も異なるので、実際の演奏方法は調べながら暗譜します。