太い柱を使った家の写真が最初にある。これを見ると圧倒される。
良いのはわかるけど、こんな家、一体いくらかかるの?そう思わずにはいられない。
良い家のための条件については、前著の『いい家は無垢の木と漆喰で建てる』と共通する。
だが、この本は、柱の太さの重要性(大切さ)を指摘している。
そして、それを生かすための工法として、ティンバーフレームの家を提唱している。
家を建てるときの工程管理や床暖房、ペアガラスの採用など、新しい設備への対応なども著者は考えている。
驚いたのは、材木代金は住宅費用の一割程度であることだった。
そのため、構造材の費用に百万円プラスすると百年住宅になるとのこと。
だが、これは、すべての住宅会社や工務店で実現できることではない。
著者の我田引水の部分である。
ただ、写真での家はすばらしい。
もし、機会があれば、見てみたい。