膨大に蓄積された脳の記憶を元に犯罪捜査を行うという、画期的なミステリー。
初期は読者の反応を見ながら描いていた惨劇の被害者の解剖の絵は、巻数を追う毎に緻密さを増していきます。正視に堪えられないグロテスクさではありませんが、未経験で苦手な方は1巻から読まれた方が刺激は少ないです。
内容は連続殺人や猟奇殺人などの事件捜査なので重いですが、綺麗な絵が怖さの軽量になっていると思います。
ミステリー好きな方はぜひ、手に取って頂きたい作品です。
アニメ化に関しては2クールを費やすという事で力の入れ具合が推測されますが、絵に関しては50%も表現出来れば上等かと。
この方の描線の美しさは、そう簡単に真似出来るものではありませんから。