ヤングジャンプ本誌でこの作品と出会った頃はグロテスクな描写に辟易していつも読まずに飛ばしていたんですが、政にフォーカスが移っている政略的なシーンあたりから何の気なしに読み始めるとあまりの熱い展開の数々にすっかり引き込まれてしまい、今ではすっかりキングダムが読みたいがために本誌を買うようになってしまいました。残酷なシーンが苦手な方は主人公の信が活躍してないところから読み始めるとよいと思いますよ。人物描写が実に巧みで印象に残る台詞も多く、漫画であるのでそれなりに脚色もあるでしょうが、中華の歴史に初めて面白みを感じとることができました。原先生のような良い歴史の語り部と出会えたことは幸運でした。