オタキング岡田氏の新著ということで読みました。はじめは、バビル二世のヨミだとか、死ね死ね団だとか、ガーゴイルなど、特撮やアニメの世界の悪の組織が世界征服に成功したら、「いったい、どのぐらいの苦労があるのか?」といった、トンデモ系のオタクが喜びそうな話題から入っていきます。が、中盤から、けっこう真面目な現在ニッポンの経済論、政治論を説きはじめます。前半の<オタクの馬鹿話>的なところはオモシロ可笑しく読めるのですが、後半になると少々小難しくなり、オチではなんと・・・!? 読んでのお楽しみ、ということで。。。学校や会社への電車の中でヒマつぶしに読むのにピッタリの本です。読みやすい文章は「○」。あと、ヨミ様すごろくは秀逸。アニメ版の「バビル二世」しか知らなかった私は、ヨミ様が三回も過労死していたとは知りませんでした。しかも、寝るヒマもなく働いて働いて最期は悲惨な結末に・・・。可哀相なヨミ様・・・。