「進化」ってのは
本書にも書いているが、「進化」という言葉は暗黙の内によりよいもの、優れたものへの変化という勘違いを発生させる。といいながら、本書の中にも耳の中にサメの・・である。
正確には、人とサメの共通祖先が持っていたある器官が、それぞれの環境によって変化した結果、人では耳になり、サメでは・・である。
この本に限らず、このような書き方では、共通祖先から枝分かれした直後からサメはまったく変化(進化)していないように勘違いしてしまう人が過半ではないのだろうか?このような「進化観」は30年くらい前には否定されているはずなのだが・・・・