ここ数年、凶悪犯罪が多発しているような印象がありますが、著者は統計に基づいて「報道の影響で治安が悪くなっていると思い込まされているだけだ」と冷静に説明しています。 少年犯罪は増えているわけではない。むしろ非行少年を働き手として受け入れ、社会人の一人として育てる職場が減っているため、少年たちが成人しても非行から足を洗えなくなっていることが問題だという指摘は説得力がああります。多くのメディアがこの点に気付いていないのではないでしょうか。

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