第3者の視点を通して、夜中から朝方まで時間を刻むように展開する物語。どこか別の世界のことのようで、今いる現実と陸続きのようでもある不思議な世界観。今までにそんなに数多の本を読んできてはいないのですが、ちょっと変わった小説だなといった印象を受けます。 夜の闇は今や街灯やネオンに照らされ、昔のようなどこまでも深い闇は街中ではずいぶん少なくなっています。けれどそんな街中の光の当たらないところには、まだまだ知らない世界があるのではないかという思いを抱かせる作品でした。 正直、きちんと理解出来ているかちょっと自信はないですが（・・；

いわゆる現実の世界と隣り合わせのもう一つの世界の存在を身近に感じてしまう作品です。というよりどちらも現実の世界なんでしょうけど。感じ方は人それぞれでしょうが妙な気分になりたい人には面白いと思います。ただ、あまりインパクトがある内容ではないです。というのも読んでないと思って購入しましたが、過去に読んだことを途中で思い出したくらいなので。。。

決して「あぁスッキリした！」みたいな終わり方ではない。 でも世の中、そうそうドラマか何かのような白黒ついた結末などなくて 起こるコトの大半はグレーのままなのかもしれない。 ・・・そんなコトをふと、考えてしまう物語。 ワタクシはそれなりに楽しく読んだけど、 好みじゃないと感じる方もいるかな、という印象です。

面白く無いわけじゃなかったのですが、どうも、やっつけ仕事っぽい雰囲気が漂っているような気がするので星４つ。

初めは『世界の終わりと～』や『ねじまき鳥』の井戸の中の世界のように、徐々に意識下のもう一つの世界に潜っていくパターンかと思って読み進めていたが、そうではなく、基本的には外側からの描写に終始している。ただ主人公マリの姉のエリの世界が、もう一つの世界と混線していることを感じさせる場面が続き、妹マリによってそれが救済される予感を残しながら物語は終わっている。手法は違えど、根幹の部分ではこれまで村上春樹がテーマにしてきた闇や暴力、意識下での葛藤などを継承していると感られた。

タイトルに惹かれて購入しました。まさに「暗くなってから」のとおり、ミステリアスな雰囲気が楽しめました。

20年ぶり（ぐらい）に村上春樹を読み始めました。とても良かったです。

とってもおもしろそうで読むのが楽しみです。

JAZZ関連の本にこの小説の一説があったので、購入。 視覚的な描写が印象的。

村上さんの本は何度か読んだことありましたがこの本に関しては少し物足りなさを感じました。

時間で区切る理由が結局分からず･･･また読み返してみます。

村上春樹の未読作品を制覇するため購入しました。 うーん、という読後感です。

村上作品を何作か続けて読むと なんとも表現しがたい気分に囚われてしまうことがあるので ちょっと読み始めたのですが現在は休憩中です。 村上作品に裏切られたって経験は一度も無いので これもきっと何かしらの不思議感を体験できると信じてます。楽しみです。

今までの村上春樹にはなかった「鋭さ」のような要素がある作品。読後感は、悪くない。

初めて村上春樹をよみました。 この人はこういう文章を書く人なんでしょうか？ だとしたら私は龍の方がやっぱりいーな！

文庫化したので購入しました。 村上春樹さんの小説はいつも謎を含んだ物語なのですが、今回は比較的分かりやすいお話でした。 もう１度読み返したくなる作品です。

一気に読めちゃいました。個性的な登場人物達とその描写はとてもよかったです。

村上春樹さんの不思議ワールドな感じが面白くて、一気に読んでしまいました。さすがです！

春樹作品久々。個人的に、作品によって読めるものと読めないものとあるのだけど、これはどうだろう？新しい小説世界？とりあえず読んでみます。

PM11:56～AM6:52。登場人物が交差し、淡々と時間が進み、淡々と夜が明けていく。期待していたほど、没頭できなく残念でした。コンビニの店内で、スガシカオの「バクダン・ジュース」が流れていた、ので★4つで。

不思議な本でした。途中で、これ、誰が書いた小説だっけ？とすら思ってしまいました。でも呼んでいくうちに、やっぱり村上春樹だな～とも思います。 村上春樹の作品が好きで、風の歌を聴けからずっと持っていますが、今までの作品とは違う余韻の残り方がします。

話を読み続けていくうちに、何かしら繋がりのような物を感じさせたが、その後の展開は読者に任せてしまったような。もやっとしたので、何度か読み直しました。主人はインパクトに欠けると言って、どうなんだろうね。と言っていた。その視線とは。鏡の前に鏡を持った時の鏡の中の自分みたいな考えたくない不思議な領域がある。本だから、自由に想像を飛ばしたい。会話が多いので、長編ってかんじはなかった。