第3者の視点を通して、夜中から朝方まで時間を刻むように展開する物語。どこか別の世界のことのようで、今いる現実と陸続きのようでもある不思議な世界観。今までにそんなに数多の本を読んできてはいないのですが、ちょっと変わった小説だなといった印象を受けます。 夜の闇は今や街灯やネオンに照らされ、昔のようなどこまでも深い闇は街中ではずいぶん少なくなっています。けれどそんな街中の光の当たらないところには、まだまだ知らない世界があるのではないかという思いを抱かせる作品でした。
正直、きちんと理解出来ているかちょっと自信はないですが(・・;