リンジー・ローハン主演。魔法のエンジン全開!あなたとハービーがひとつになれば、奇跡が起こる…。イタズラ好きの茶目っ気あふれるハービーが、オーナーの願いを叶えるために大活躍!
マギーは、ジャンクフードとスケボーが大好きな20歳の女の子。大学を卒業し、一ヶ月後にはニューヨークのテレビ局へ就職が決まっていた。彼女の家は、祖父・父・兄と三代に渡って人気カー・レース“NASCAR”に出場しているレーサー一家。マギーも、かつてはレーサーになる夢を抱いていたが、数年前に起こしたストリート・レースでの事故を機に、父からその夢を追うことを禁止されていた。卒業式の翌朝、父親に連れられジャンクヤードへ。卒業祝いに、どれでも好きなクルマ(ただし500ドルまで)をプレゼントしてくれるというのだ。数多くのクルマの中から彼女が選んだのは、スクラップ寸前のフォルクスワーゲン。マギーが運転席に座ると、突然ダッシュボードから一通の手紙が現れる。そこには、「あなたと“ハービー”がひとつになれば奇跡が起こる…」という謎のメッセージだった…。マギーがエンジンをかけると、ハービーは猛スピードで疾走! 制御不能となったハービーがようやく止まった場所は、かつてマギーがパートナーを組んでいた、ケヴィンの目の前だった。彼は現在カスタム・カー・ショップのオーナーで、最高の腕を持つ整備士に成長していた。もう一度マギーのレーサー姿を見たいと願うケヴィンは、ポンコツ車ハービーの修理を申し出る。 ケヴィンと一緒にテスト・ドライブを始めると、またしてもハービーはマギーの意志を無視して、ウィリーをしながら町中を爆走!「これこそ、ぼくの知っているマギーの運転だ!」とケヴィンは喜ぶが、「私じゃない!勝手に動いているのよ!」とマギーは大慌て!やっと到着した場所は、地元のストリート・レーサーたちが集うカー・ショウ。そこには、“NASCAR”のスター・ドライバー、トリップ・マーフィが来ていた。トリップにオンボロ車と侮辱されたハービーは、ピカピカの彼のクルマを傷つけてしまう。それをマギーの仕業だと勘違いしたトリップは、ストリート・レースでの勝負を申し出る。勝てるはずのないそのレースで、ハービーは信じられないトリックを魅せ、みごとに勝利。「まるで私とハービーが一体になった感じ。このクルマには何か秘密があるのよ!」とマギーは興奮しながらケヴィンに話した。