特徴を掴んでイラストで描かれていますので、写真による鳥類図鑑より鳥の見分け方が分かりやすい図鑑です。 イラスト描かれてる方の、鳥に関するエッセイも添えられていますので読み物としても楽しめます。 ブックカバーをめくった所にも金の箔押し印刷が施されていたりしまして、本の装丁も凝った作りになっております。

全部ｲﾗｽﾄだけど､かえって､写真よりいいとおもう｡ｳｵｯﾁﾝｸﾞで見つけた後､家に帰って､鳥の名前を､確認できる｡(初心者なので)｡約､200種載っているので､十分だと思う｡でも､図鑑をみても､どうしてもわからない鳥が､1種類有るけど｡(ｵｵﾙﾘのﾒｽかﾅｱ)｡冬でもいるのか?｡

ちょうど文庫本２冊分の大きさで、なんとハードカバー。しかも分厚い紙のカバーがかかってる上に、さらに全体の1/3以上を覆う帯が（笑）しかもこの帯には本編中に登場する美しいイラスト。この帯だけでピンナップになるほどです。中身はよくある観察図鑑ではなく、スケッチ画を集めたものと言った方が正しいかな。鳥の専門家が描いた「絵本」（ただし大人向け）と思っても間違いじゃないと思います。

鳥類図鑑と名前がありますが，これは絵を主体にしたエッセーだと思います。思わずぷっと吹き出してしまいそうなエピソードや，実際に観察していないと分からないような小さな識別点など，見ていて楽しくなります。

表紙も中身も厚手の立派な紙でしたが、屋外での使い勝手も問題ありませんでした。実物と比較する場合、写真では角度によって分かりにくい部分もありますが、この図鑑はイラストのため細部に亘り確認することができました。四季によって色が変わるような場合、そのイラストもあれば最高です。イラストは、絵画としても楽しめるものでした。今後、改訂、発行されるようでしたら、さらにイラストの種類が増えることを期待します。

自宅の近くでさえずる小鳥の鳴き声があまりに美しくて、名前が知りたくなり手ごろな本を探していました。

ところどころ挿入されているエッセイが楽しく、フィールドで活用する以外にも楽しめます。