「もののけ姫」が素晴らしい映画である事は周知の事実で、その制作ドキュメンタリー。
映像制作やアニメーション制作に興味のある方には良くも悪くも興味深く面白いです。
400分というボリュームですが、後半の電通やらテレビ局やらの偉そうな奴らの部分は純粋な創作とは関係がないので面白くない。
でも、そういう奴らと上手くやっていかないとヒットしないというのもこの頃の時代の現実。
宮崎駿が兎に角凄まじいです。
監督やって、絵コンテ途中で制作スタートして、原画や動画をチェックして宮崎駿自身が直したりします。
宮崎駿一人の力に頼りすぎな制作スタイル。
スタッフを上手く使えない、教育出来ない、不器用なやり方とも言えますが、宮崎駿の経験や知識量が半端なく、周りがついていけないという現実。
本来ならもっと分業してホワイトな職場であるべきはずが。
残念ながら、日本のアニメ業界は今でもブラック低賃金が当たり前という悲しいことになっています。