ヘンリー・マンシーニが活躍した1960年代は、映画音楽では、バート・バカラック、フランシス・レイ、ミシェル・ルグラン、ニノ・ロータなどきら星のごとく多くの作曲家が活躍していました。マンシーニの音楽は、お洒落、ウィットな作品、シリアスなメロディーと多彩です。尊敬していたビクター・ヤング同様に映画音楽と言うよりジャズのスタンダードナンバーとして演奏される曲目もあります。曲目自体3分までの物が多くBGMとしても良いでしょう。収録曲目も、ムーンリバー、シャレード、酒とバラの日々、子像の行進、ピーターガン、ピンクバンサー、ひまわり、刑事コロンボのテーマなど申し分ないアルバムですが、シャレードのみコーラス入りバージョン。出来れば、映画と同じバージョンでの収録が良かったです。