講演の話を本にしているので話があさいように感じた。読みやすく、頭に残りにくい本。
でもその中でも記憶に残っているのが、
○論理を構築するのはまず情緒が大事だということ。
『AならばB』『BならばC』をZまで続けると
論理が終って結論がでたとする。
Aが正しければZは必ず正しいけど最初のAは
論理じゃないので仮説を立てる人の感性が
大事だということ小さいころ学校の先生が
いきなり仮説を立てて数学を教えていたことに
違和感があったけどそのころには情緒が
なかったのかなあと回想してしまいました。
○ならぬものはならぬという言葉
会津藩の武士の掟が10個くらいあって
その最後の締めくくりにならむものは
ならぬのですとありそこに論理はないらしい。
頭ごなしに押し付けることに最初抵抗が
あったけど、よく考えると教育というのは
そういうもんかなとすこし気が楽になった。
人を殺しちゃいけない具体的な理由を
僕も思いつかなかったし。
子供がなんでなんでって聞いてきたら
『ならぬものはならぬのです』とこたえれば
よいんだったらちょっと楽かもとおもったりして。
この2つでした。
何回か読み直すとつまんないと思っていたところも
読み方を替えて読むと2度おいしいかもしれないと思って友達にあげるのをためらった