既に白黒判の方は7巻セットを持っているのですが、今回気になっていたカラー版を更に購入しました。金額が2倍違うんですよね。で、今手元に両方ありますので、この両者の「違い」について、少し書くことにしました。本のサイズは、カラー版がA5判、白黒判が変形A5判(縦横約1cmずつ小さい)。紙面の文字は、カラー版の方が少しだけ小さくて、1ページに16行42文字、白黒版の方は、14行40文字です。紙質は、カラー版が真っ白、白黒版はオフホワイトと言う感じでしょうか。ルビの場所も全く同じです。文字が小さいと言っても、読みににくい程ではありません。で、何と言っても、最大の違いは、もちろん挿絵のカラーです。今まで白黒だとあまり気にしていなかった細部に、ハッとする様な黄色や赤が見事なアクセントで使われていて、ただ「きれい」と言う以上に、挿絵が、読む上でのイメージを膨らませるのに役立ちます。挿絵自体は、全く同じ数です。本を読む上で、挿絵はあまり気にしていないのですが、このカラー版を見ると、結構重要なポイントになっている所も多く、改めて楽しんでいます。本は高いですよね。ましてや全巻買いは尚更です。お手軽には、色黒版ですが、もしも出来れば、カラー版は、更にナルニアの世界に入っていけますよ。