Name: 白鳥異伝（下） （Tokuma novels edge） [ 荻原規子 ]
Price: 942 JPY
Rating: 4.64 (11 reviews)

白鳥異伝（下）（Tokuma novels edge） [ 荻原規子 ]

総合評価: 4.64 (11件)

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リネン子さん

20代女性購入者レビュー投稿 648件

5 2006-12-08

商品の使いみち:趣味
商品を使う人:自分用
購入した回数:リピート

肩のこらない読書: 荻原規子さん作、私の大好きな勾玉三部作の二作目の下巻です。
上巻と一緒に購入しました。
人間ひとりひとりの裏側、考え、生き方まで丁寧に描かれていて、厚みのある内容です。
子どもの頃とは大きく変わってしまい、大きな苦しみを抱え、
必要のない部分で大人になってしまった小倶那（おぐな）が本当に痛々しく、愛しいと思います。
そして管流（すがる）、良い男です（笑）
彼の『ただ一人の女を、破滅するほど愛せたら、なかなかいいとおれは思うがね』
って台詞はこの物語のなかでとても救われます。
明（あか）、暗（くろ）、幽（あお）、顕（しろ）、生（き）、嬰（みどり）、輝（かぐ）、闇（くら）の８つの勾玉が登場します。
が、そのうち３つの石の描写が出てきません。
三作目の『薄紅天女』で出てくるのでしょうか。
一度読んだのですが忘れてしまったので、今後購入したいと思います。; このレビューのURL

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魔女メグ7811さん

20代女性購入者レビュー投稿 64件

5 2006-04-08

「空色勾玉」に続く勾玉シリーズ第２作。「空色勾玉」からまた少し時代が進み、物語がどのように進行していくのか、とても興味深かったです。幼馴染の遠子と小具那の今後がとても気になり、上巻に引き続き下巻も時間を忘れて読み耽ってしまいました。とてもステキな結末で、「勾玉三部作」の最終巻にどのように続いていくのか、とても期待させられました。

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購入者さん

5 2006-01-08

勾玉三部作の二部目の下巻です。空色勾玉から時代も下って、ヤマトタケルの物語です。若草物語のジョーのような遠子と小倶那（ヤマトタケル）の幼い一途な恋の物語です。上下巻で６００ページほどになりますが、登場人物がみな魅力的で飽きません。本の内容とは違いますが、上下巻を一緒に注文したのに、品切れだからと何の連絡もなく下巻だけしか送られてこなかったのは、どうでしょうか？楽天ではお取り寄せしてくれないのですね。ほかのネット書店で上巻は入手しました。

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Lilitielさん

20代女性購入者レビュー投稿 10件

5 2005-11-20

「勾玉三部作」第二作。和風ジュヴナイルとして好評を博したシリーズが、新書版にリニューアルされて登場した。
表紙や口絵のイラストは好き嫌いが分かれるだろうが、本文中には入らないので自分は特に問題ないと感じた。
ヤマトタケルは若くして死ぬことで伝説となった。それをモチーフにした今作でも、小碓命には死の影がまとわりつく。破壊をもたらす剣の力や母親の妄執も絡まり合い、次へ次へと読み進める力となる。終わりは悲しくも穏やかで、そして間違いなく幸せだった。

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