バフェットとソロスの共通点を探し出し
どうすれば、
投資で勝てるのかを丁寧に検討している本です。
なかなか考察が鋭くて
勝つための投資をするには23のルールを守らなくてはいけないのだが、
これが守れればほとんどの人が勝てる投資術を身につけれるという構成である。
ただし、23のルールとは言っても
基本的な事ばかりを言及しており、実質は5,6個のルールに気をつけるべきと言ったところだろうか。
主なルールとしては
1:入り口と出口を考えていること
2:投資に一生懸命になること
3:レバレッジなどの使い方にはきをつけること
4:投資は甘くないということ
5:ハプニング時の対応も考えておくべきこと
6:何より自分を疑い、そして信じること
と言った感じだろうか。
私が印象的だったのは、
ソロスもバフェットも年利回りが25%くらいであるということだろうか。
よく、投資を始めようという人は、数ヶ月で○倍に資産が膨れ上がるといった
幻想を持つ人が多いが、それは勘違いであるという点を指摘していることでした。
あとは、当たり前のことだが
収入に対して、支出を多くしない。
彼らは収入に比べて非常に質素な生活をしている。
投資が好きで好きでたまらない。
自分の投資する銘柄には出来る限りの額を投資する。
投資対象が見当たらなければ、それまでずっとずっと我慢する。
といった点であろうか。
確かに年25%というと、株式投資にしては魅力は感じないと思ってしまうかもしれないが、
それほど以上に複利の効果の凄さを思い知らされた本でした。
是非、一読お勧めします。