■いやぁ、深い深い。面白いですよ、この本。
■名著『マネーボール』の対極にある、ノムさんの視座。
■ノーアウトランナー、一塁・三塁。ピッチャーが投げ、一塁ランナーのみ盗塁スタート。キャッチャーが二塁に投げた瞬間に三塁ランナーは本塁へ。こんな野球のありきたりなトリックプレー。
■ここで三塁ランナーが気をつけるべき点をノムさんは「キャッチャーから見てサードと重なる位置に三塁ランナーが立つこと」と説く。姿が重なっていれば、キャッチャーからは見えづらい。
■ほんのちょっとしたことだけど、そういったことの積み重ねが勝ちに繋がる。読んでて一番思ったのは「自分がプロの選手だったら、ノムさんが監督のチームとは対戦したくないなあ」ということ。
■たぶん、このひとがビジネスマンだったら、収益をあげることよりも、利益率アップの面で力を発揮することでしょう。
■やっぱりすごいひとだなぁと思った次第です。