小さい事務所のような会社から現在のマルちゃんになるまでの会社と社長の物語です。身内のもめ事、商社との戦い、競合との戦いなど、ノンフィクションですので現実的な展開が繰り広げられ、数十年も前のできごとであるにもかかわらず、時代のちがいをあまり感じることなく楽しく読めました。ということは、日本の社会は本質的に当時から変わっていないということ？？？「新・燃ゆるとき」と合わせて読むと、「新」をより楽しく読むことができると思います。

東洋水産の社史に近い小説ですが、私個人としては米国における日清食品との特許問題が印象に残りました。当時、日清食品が大々的に新聞広告で自社の論理を繰り広げたことが思い出されました。消費者としては「最終的には味で決まる」と言いたいですが、現在両社のカップ麺は甲乙付けがたく、切磋琢磨して欲しいと感じています。

前の方も書かれているように、やはり日清との抗争が一番印象に残りました。私はその当時はまだ子供だったので、初めて知る内容ばかりで勉強になりました。

東洋水産がとても魅力的な会社に感じられました。 と同時に日○食品って結構・・・

入社３年目の私にはよい人生の参考書になりました。読み物としても最高！

映画化されるんですね！ 知らずに買いました。 でも、ざっと中身を見ただけでも、面白いことはわかりました！ みなさんも読んでみてください！