末期患者の最後の願い事を叶える病院の掃除夫をしている大学生の僕の話。連作短編集。 テーマのわりに、軽快で、さらっと読めます。

重いテーマだが、非常に軽いタッチに仕上がっていてサラサラと読めた。 実はWILL～森野編を先に読んでしまったので、最後のムリクリな部分はふーんと 納得。こちらは大学生の神田編…おつりを返すべく必殺仕事人に。 ミステリーっぽく、ちょっとしたどんでん返しがあったりで面白かった。 個人的には切なさもありなFireflyが良かった。 さて、私が最期を迎えるとき仕事人に何をお願いするのだろう？などと考えつつ 入院中のベッドの上でこれを一気に読み上げたのでありました。ちゃんちゃん

不思議な人間関係にも思えますが、色々と考えさせられる内容でした。

文庫なので、がっつり感があって、ちょっとひるみそうになりました。 が、患者の一人ひとりの章で成り立っているという感じなので、短編風にも読めました。 想像していたより、主人公が今風の軽めのノリもある人物で、深く重く考える、という雰囲気でもありませんでした。

ストーリーセラーをよんで、この作者さんの本を購入。 まぁまぁ面白かったです。

面白い作品に出遭えました。 ぜひ映画化して欲しいと思う作品です。 もし映画化になった場合 主演は「堺 雅人」が合うんじゃないでしょうか。 難しくなく、とても楽に読めました。