ファンが多いこと、ベストセラー続出...うなづける先生です。
お酒でいえば純米大吟醸のように喉越しなめらかで芳醇、チョコで言えばクーベルチュールのように口どけ滑らかで馥郁(ふくいく)として...
これほどの筆力のある先生ならばいくらでも難解にも複雑にも物語れるのでしょうが...
あくまでも読者目線で「スっと」入っていける馴染みやすさも兼ね備えた懐の深さを同時にもって書かれています。
一体どれほど引出を持っているのだろう?と思える、常に目先の違う各作品のストーリー性にも感心しきり。
ぐいぐい引き込まれて時に心が乱れますが、読後はいつも暖かいものも残ります。
その中でも『時男』、おススメです(*^_^*)