「博士を愛した数式」のスピンオフ対談集ですが、小説より楽しめました。(小説自体は読みやすかったのですが、人物設定が受け入れられず入っていけなかった…)相変わらず切れの良い藤原先生の展開に、小川さんが短くも本質的なツッコミを入れていてとてもテンポがよいです。普段、安易な対談集は読まないのですが、これは本当に良かった。…というか、これをフリートークで喋ってる藤原先生はさすがです。なお、対象読者は「数学はエレガントに解かなければならない!」というモットーを(実践できていたかはともかく)理解できるすべての人。