しばわんこシリーズ絵本三巻目、あいかわらずほんとになごみます。副題は、日々の愉しみで、端午の節句からお盆の行事、江戸の園芸から子供の遊び、十二支のお話、立春の節分、日本の文様と、しばわんとみけにゃんがかわいく読ませてくれます。うぅ、カワウイなぁ。このシリーズは読んでいるだけで気分がやわらぐのであります。土曜の午後のひとときなどに、もってこいの絵本であります。
各話の解説も読み物として興味がわくものですし、なにより絵のタッチがやさしいので、あたたかい気持ちにさせてくれます。おばあちゃんも私もファンであります。
こういう上質な絵本というのは、豊かな時間をもたらしてくれますので、お勧めですね。この殺伐とした現代日本の一片の良心のようで、なくしたくないもののひとつ、と思うのですが。ぜひご一読を。