つい、「急がないなら楽天ブックスで買うから待って」と言ってしまいました(笑)注文して4日ほどで届きました。
テスト直前で読み耽る事の許されない娘の代わりに、私が先に読んでしまいました<酷い親です
東野圭吾作品はドラマや映画では観るものの、本はあまり読んだことがないのですが(ファンの方申し訳ありません^^;)、きっちり構築された筋立てはやはりこの方の身上なのでしょうね。小学校が舞台となる連作で、非情な(?)非常勤講師である主人公が渡り歩く順に一、二、三・・・と数字を含む校名なのがご愛嬌。解明されるトリックはほのぼのとしていて、教育現場の深刻さも孕みつつも、絶望的な人間の中の闇を抉り出すに至っていないのは、元々が小学生向けの物語だったためでしょうか。にしても、主人公の名前が・・・無い(笑)。だから主人公に感情移入するというよりは、自分自身が主人公になり代わって事件現場に居るような錯覚をおぼえてしまうのもこの作品の味なのかもしれません。構えず、短い時間で読めます。お子様にもどうぞ。