高校生の時に江戸川乱歩賞受賞作の『放課後』を読んで以来の20年近く作者東野圭吾のファンで、この作品以外は全て読んでいました。この本の存在は知っていたのですが、何故かどこの本屋でも見つからず取り寄せを考えていた矢先、楽天ブックスで発見・即注文。小学生向けに書かれた作品でありながら、非常に完成度が高い作品群で楽しめました。彼の小学生に対する視線、学校の教師に対する視線もかなり鋭く、小学生の子を持つ私も考えさせられる物があり、その観点からも面白かったと思います。
具体的な内容はネタバレになるので書きませんが、彼のファンなら半分くらいは正解を導き出す事ができるのでは無いでしょうか。