『手紙』を読んだ直後の軽い短編小説だったのでサクッと読み終わってしまった。ハードボイルド風の小学校非常勤講師が主人公。なんと学研の『科学と学習』に連載されてたと解説にあった。学研の担当者はある意味すごいです、だって殺人事件の動機が不倫とかってまぁありなんでしょうね…。95~99年までの連載で東野さんが大きく変わっていく頃の作品。いろいろな事に挑戦している中の一つだったんだと思う。直木賞候補に初めてなったのが1999年の『秘密』受賞が2006年なのでまだ先だけどそんな頃の物語なんだなぁと思って読んでました。