ＮＨＫの番組で武士の家計簿の話をやっていたことがあり、 その時も大変興味深かったので、ずっと気になっていました。 読んでみると、やはり面白いです。 武士の世も大変だったんですねぇ。 ただ、今では使わない漢字や知らない武士のお役目があり、 読み方はこれで良いのかな…と気になる部分が結構ありました。 専門に勉強してきた人なら問題ないのでしょうが、 ちょっとした興味だけで読もうとすると、 たまに落とし穴に落ちます。 それで、「ふりがな」をもっとたくさん振ってくれたら良いのにと思ったので、 ★４個にしておきました。 でも、本当に興味深い本ですよ。

猪山家は代々加賀藩の御算用者であったが、特に幕末から明治時代にかけての直之と成之のやり繰りが時代の背景とともに描かれている。武士をとりまく環境が大きく変化していく中、状況に応じて様々な手を打ち、世代を超えて経済的な成長を成し遂げてきた様子については、映画「武士の家計簿」でも面白く描かれている。一方、社会変動の激しい時代に大切なことはどのようなことなのだろうか、そして、どのようにしたら未来をつかむことができるのだろうか、ということを考えるための良い材料になるという意味で、本書は映画とは別の面白さがあるといえる。

映画化されている元の本です。小説ではなく研究書（解説書的でとても読みやすいですが）が映画の元になるのは珍しいそうですが、なまじな小説よりずっと面白い。綿密な家計を通じて、主人公一家の生活が親しみ深く伝わるからでしょう。読みやすい文章を物される作者の力量も感じられ、2010年のお正月休みにぜひ一読をお勧めします。

まだ読書途中ですが、映画を見る前に読んでおこうと思い、購入しました。ＮＨＫのＴＶ放送や、ＮＨＫラジオでもやっていましたが、非常に興味深い内容です。ネタバレになると面白さが半減するので書きませんが、私の中では今年一番の本です。おすすめの一冊です。

まだ読み終わっていないので、★４つですが、読後感は★５になるでしょう。想像通り（新聞等の書評の受け売りもありますが）、面白くて、あっという間に半分読み終えました。著名人でない江戸期の武士がいかに暮らしていたのか、家計簿から判るなんてユニークで面白いですね。時代物に興味のある方にはお勧めです。

購入のきっかけは、ベストセラーになった藤原正彦先生の「国家の品格」を読み返してみて、この本の名前が出てきたことでした。 江戸時代の武士の暮らしぶりが如実にわかります。今まで想像していた武士の暮らしとはかなりギャップがあることに驚かされました。 本書の主人公である猪山家の人々に、親しみと敬意が湧き上がってきました。読み進めていくうちに、激動の時代を生きた武士・士族の人々の生き様に引き込まれていく思いでした。 オススメの1冊です！

著者は岡山市出身なので買いました。緻密な資料分析は凄いです。

映画化されたので読みました。史実に基づいた歴史経済書ですが固い本ではなく読みやすく面白いですよ。

映画の原作なので、読みたくなった。 戦うだけが武士ではないというのがよくわかり、目から鱗だった。

確かに武士の家計簿というテーマはおもしろい。ただ、色々数字と単位が出てきて、頭の中が混乱するのは必死。ただいま、二回目熟読中。メモ帳に書き出して頭の整理をしつつ･･･。

本の題名から興味をそそりました。面白く読ませてもらいました！

日本史の表舞台にはでてこない部分ですが、大変興味深く読めました。

ベストセラーとなるに価する本。 最近までこの手古文書が発掘されなかったとは。 お奨め本です。考えたら今まで誰も書かなかった ものですね。

ある先生からの、何気ない一言にふと感じて、探し当てました。いつの時代も経済では苦労をしたものだなあ。あらためて『武士は食わねど、高楊枝』の言葉が身に染みてかんじとることができました。

プレゼントなので本の内容は分かりませんが 近所に本屋さんがない我が家には送料無料の 楽天BOOKは必要不可欠です。

歴史に興味ない人はもしかしたらあまりおもしろくないかもしれません。 映画になりましたね。私は観ていないので本と同じなのかわかりません。この本の中ではある家の資料を使ってその当時の武士の家の家計、世をひもといてすすんでいきます。 物語性を期待する方には期待外れになるかもしれません。 歴史好きな人はへぇ～ふ～んそうなんだぁ～・・と、楽しく読めると思います。

新書でのベストセラー作品！幕末期の時代背景がありながら、現代のジャパンドリームに通じるかのような内容に誰もがあっという間に読破すること間違いなし！メディアで次々関連番組が放映されたのも頷ける。ＮＨＫではこれを基に映像化した番組も放映された。時代劇や歴史が好きな人だけでなく、経済に興味がある人や、家計簿を預かる主婦、資産運用をする一家の大黒柱も一読の価値有り！人間模様をリアルに描いているので最後は真面目な人が「勝ち組」に到達するといった感有り。まるで大河ドラマかと思わせるようなストーリーに引き込まれる！

著者が偶然に発見した金沢藩士の文書。映画化もされたので、猪山家の人々の人間模様が中心かと思いながら読み進める。しかし、この文書は武士階級の者達がそれぞれに経験した幕末・維新という激動の時代の浮き沈みまで記録したものだった。映画も見てみたいな。

映画との関連や、テレビで著者の話を聞いたので、興味を持った。昔、古文書を少しかじったことがあるので、古文書を何の苦もなく読み解く著者には驚き、尊敬する。古文書から読み解かれる武士の生活の一例が、手に取るように分かってとても面白い。まとまった量の第一級の資料が著者に届いて、本当に良かったと思う。武士の生活の金の掛けどころ、そのやりくりの為の苦労と工夫が面白い。 ３分の２ほど読んだので、残りも読むのが楽しみである。

江戸時代末期から明治維新の武士の家庭生活と現代の生活にも一脈合い通じる。貧乏＆借金。

幕末から明治にかけて実在した、家族のお話しをその家の家計簿を見ながら考察して行く仕掛けになっているようです。そう言うお仕事をする家系とはいえ、店頭販売されていたにしてもよく残っていたよな。時々、出てくる数字が難しくて楽しかったです。

気になっていた一冊です！維新後の士族の生き方に関して非常に興味深く読ませていただきました。

歴史ファンの方でもそうじゃない方にも超おすすめの一冊です。テレビ番組でもおなじみの磯田道史先生が書き下ろしたとても読みやすく、面白く、誰もが歴史に興味を持つきっかけになりそうな多くの方に読んでもらいたい一冊です。

本屋さんまで買いに行く手間がはぶけます。重宝してます。

前々から読みたがっていましたが、在庫無し等でやっと。 本人は満足しています。

出身が同じ場所の所でしたので、親しみながらも、時代が代わっても努力する大切さを痛感させられた本です。この本をきっかけに、自己投資をしようというきっかけを与えてくれた良本です。

面白かったです。武士家の財政と現代の家計のむだ使いが対面・社会面であることが同じであることがよく解りました。その時代の話だけとして受け取ることをやめて、自分の家計の反省点がでます。

一般的に言われていたことと、違った面での武士の生活がわかりました。

幕末の財政難の苦労した加賀藩や幕府の様子が良く分かった。 そんな様子は実際、考えてなかったが違った面で勉強になった。 また子供の教育は本当に大事と考えさせられた。 幕府側の人材でも才能さえあれば新政府の要職につける名も無かった人の出世物語。