雑誌発表時はドラマ部分のみが『α』であり その後実際の登場人物の心理を描いた続編として『＋α』が発表されたと記憶しています。 最初はもう訳がわからなくて……。 かなり実験的な色合いが強かったと思います。 ドラマと心理描写が交互にまとめられたこの形でやっと納得できた部分がいくつもあります。 キャリア豊富なのに、実験的姿勢をとりつづけるくらもちさん。 新作でどう惑わせてくれるのかいつも楽しみです。

懐かしく、単純ではない人の心の揺れを見つめるくらもち作品。やっぱり、好きだなあ。素直に出せない女心。でも態度に出てしまう＜好き＞。斜めに見ていて、意地悪なのに、そんな女心を憎からず思う男心。面白い。

くらもち先生の得意とするところの作品だと思います。いつも発表される作品は他の作家さんとは一線を隔す斬新さがあり期待を決して裏切りません。絵柄は昔の絵柄が好きなのですが常に作品に新風を巻き起こしてくださる先生にこれからも期待大です。

大好きです。くらもちふさこ。早く読みたい。