まず、商品説明欄の【内容情報】を読んでいただきたい。 この文庫背表紙の言葉は、決して大げさではありません。 鳥人・幸吉の飛ぶことへの執念を、腐敗しきった悪政への抗議だと解釈し、俺も私もこのままではいけないと立ち向かう商人や市井の人々。 勘違いが大きなうねりを呼び、奮い立つ彼らの生きざまに心震わされ、泣いてしまった。 飯嶋さんは、地味だけれど素晴らしい作品を生み出す作家さんです。

●読む前の印象ではライト兄弟の日本版かな？ と想像していましたが、空を飛ぶお話に終止した 小説ではありません。 どうしても空を飛びたかった主人公の夢と挫折を 軸に、心素直な男達の魅力が情味豊かに描かれて います。 それにしても作者の構想力はたいしたもんです。 読書好きな方にご一読をお奨めします。 きっとワクワクされることでしょう。

時代背景などに慣れるまで前半は少し読み進みにくかったのですが、後半は一気に読めました。何をしても成功する人というのは、このようにベースに一本しっかりしたもの（思い）をずっと持っている人なんだろうなぁと感じました。実在した人なんですよね（？）ちょっと興味を持って調べたくなりました

江戸時代にいきた軸のぶれない主人公と彼に負けじと志をもった人々にいつしか夢中になり一気読みしてしまいました。久しぶりです この本にであえたことに感謝！

素晴らしい本に巡り合いました。飯嶋さん作品は歴史の勉強になりどれもよいのですが、今回は幸吉の生き様がむちゃくちゃ心に響きます。

皆の評判が良かったのでお正月に読もうと購入。所謂有名人の話ではありませんが、すごく引きこまれました。

何度も何度も読み返してしまいます。 飯嶋さんの作品の中でもダントツの面白さ。 どれを買うか悩むようなら迷わずこちらをお進めします。

おすすめです。 終章に向かって物語がすすむ様は、気持ちがいいほど。 続けて別の本も買っちゃいました。 時間があるときに一気呵成に読んでください。少しづつ読むスタイルには合わない、というよりもったいない気がします。