今だからこそ多くの方に読んでほしいと思います。 自国もそうですが、長期的視点で見ると何が正しいのかわからなくなります。今の判断基準と当時のそれが違うことも忘れてはなりませんし。難しいですね。

江戸時代に裏日本に流れ着いた、ウクライナ系ロシア人の、祖先の事を知る為の参考資料として購入。コザック兵だった祖先の生まれ故郷がザポリージャあたりだった事を知り感激と同時に、プーチンが起こしたウクライナ軍事侵攻に激しい憤りと、悲しみを禁じ得ません。

最近ウクライナに興味があり勉強しています。満州で関東軍がウクライナ人と接触していたり、ヤルタ会談のヤルタはクリミア半島にあったなんて知らない事がまだまだあるんだなーと思います。

旧東側と言うことで、どうしても個別で意識することの薄かったウクライナですが、ロシアとは違った歴史ルーツに独自の民族性、誇りを感じさせてくれます。 古代から近現代に至るまで分かりやすく解説紹介してあるので、大変読みやすかったです。さらっと書かれていますが、共産主義下の圧制の様には涙が出ました。

ウクライナはロシアにいじめられてきた国であり、かなりの親日国です。少し前に日本と同盟をと、わざわざ大統領が来日したこともありましたね。 旧共産圏にしてはとても工業の発達していた国で、航空技術の素晴らしい国らしいです。親日国は大切に、歴史も学んで仲良くしていくために、おすすめの１冊。