うーむ。
この本については,本がどうこう,というよりも,ウェブ上で自分にどんな種類の才能があるか,というテストが出来る,ということのみに意味があるのではないかと。
ウェブ上のテストでは本人については5種の才能が示されるのに対して,この本は全部の種類の才能について書いている分,読むところは少ないですし(自分のことを知りたいだけならウェブで出される診断書(?)に同じ文章が書かれているので読む必要も無し)。この本自体にはそれほど意味があるとは思えません…。もちろん,本を買わないと,ウェブ上のテストもできないことになっているのでテスト代と考えればアリかもしれませんが。
ただし,テストも,面白いことは面白いですが,結果は私にとっては「その位のことはテストされなくても分かってるよ…」ということを,ああやっぱりね,と確認するぐらいのことしか出てきません(そういう意味ではあたっているのかもしれませんが)。基本的なこの本のスタンスは「才能を生かす」ことで「自分の他の才能を伸ばす」ということでもないので,自分の才能が分かったらそれで終了。
ということで,これはむしろ,ウェブ上のテストを部下にやらせて,その結果を把握して,才能を考慮してパートナーを組ませる,というようなことをやりたい人が読むべき本かと。